ユング心理学の基本理論– category –
リビドー・無意識・タイプ論など中核概念
-
ユング心理学の基本理論
内向型とは何か|ユング心理学が示す「内に向かうこころ」の本質と誤解
「内向型」という言葉を耳にするとき、「人付き合いが苦手」「大人しい」「社交的でない」といったイメージを浮かべる方は少なくないでしょう。しかしカール・グスタフ・ユングが1921年に提唱したユング心理学における内向型(イントロヴァージョン)は、... -
ユング心理学の基本理論
一面性(ワンサイドネス)とは|ユング心理学が警告する心の偏りと統合へのプロセス
ユング心理学において、人間の心はつねに「全体性」を求めて動いています。しかし私たちは日常の中で、得意な思考パターンや感じ方に頼り続け、心の一側面だけを発達させてしまいがちです。この状態をユングは「一面性(ワンサイドネス、英: one-sidedness... -
ユング心理学の基本理論
対立極の理論とは|ユング心理学がこころに見る矛盾の力学
「なぜ自分はこんな矛盾した存在なのか」――他者に優しくしたいのに傷つけてしまう、自由を求めながら安定も欲しい、社交的でいたいのに一人でいたい。こうした「こころの矛盾」をユング心理学は欠陥ではなく、こころの根本的な構造だと見なします。カール... -
ユング心理学の基本理論
転移と逆転移|ユング心理学が読み解く「関係の中の鏡」と個性化の深化
「なぜかこの人に異常なほど惹きつけられる」「特定の上司に対してだけ、理由もなく萎縮してしまう」——そんな経験をしたことはないでしょうか。ユング心理学では、このような「関係の中で生じる強烈な感情の動き」を転移(トランスファレンス)という概念... -
ユング心理学の基本理論
布置(コンステレーション)とは|ユング心理学が示す「場の力」が無意識を動かすしくみ
あなたは、いつも似たような状況に置かれると、理由のわからない強い感情が湧き上がることはないでしょうか。新しい職場の上司から軽い指摘を受けるたびに、まるで子どもの頃に叱られたときのように胸が締め付けられる。親しい人との話し合いが、毎回必ず... -
ユング心理学の基本理論
心理機能の分化とは|ユング心理学が示す4つの機能が「成熟する」プロセスと個性化への道
ユング心理学を学んでいると、「思考型」「感情型」「感覚型」「直観型」という4つの心理機能という言葉に出会います。しかし、ユングが主著『心理タイプ』(1921年)で最も力を注いで論じたのは、これらの機能が「どのように育つか」「なぜ人によって得意... -
ユング心理学の基本理論
四つの心理機能とは|ユングの思考・感情・感覚・直観を深く読み解く
「なぜあの人は私と全く違うものの見方をするのだろう」――こうした疑問を抱いたことは誰にでもあるはずです。カール・グスタフ・ユングは、人間の心が世界を認識し判断する際に、大きく四つの異なる方法を用いると考えました。それが「四つの心理機能(Vie... -
ユング心理学の基本理論
心的現実性とは|ユング心理学が示す「内なるリアル」の哲学と意義
「あの夢は現実ではない」「想像にすぎない」——私たちはしばしば、内側で体験されることを外の世界より「リアルでないもの」として片づけてしまいます。しかしカール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung、1875~1961)は、この常識に根本的な疑問を投げ... -
ユング心理学の基本理論
優越機能と補助機能とは|ユングのタイプ論が示す「心の強み」と「補佐役」の関係
「自分はなぜ、感情より論理で物事を判断してしまうのだろう」「あの人はどうして細かいデータより直感を優先するのだろう」――人それぞれに、自然と使いやすい「心の道具」があります。ユング心理学のタイプ論では、思考・感情・感覚・直観という4つの心理... -
ユング心理学の基本理論
退行と前進とは|ユング心理学が示す「心的エネルギーの流れ」と停滞が持つ深い意味
「何もやる気が出ない」「以前できていたことが急にできなくなった」「理由もなく子ども返りしてしまう」——そんな経験はありませんか。ユング心理学はこれを「退行(レグレッション)」と呼び、病気や弱さとして切り捨てることはしません。むしろ退行は、...