「母権」という言葉を聞いて、あなたはどのような時代を思い描くでしょうか。古代の女神崇拝、土と水と月を中心とした世界観、母なる大地の神話——こうしたイメージが「人類の深層に眠る普遍的なパターン」と結びついていると知ったとき、ユング心理学の視野は一気に広がります。19世紀スイスのバーゼルに生きた法学者・文化人類学者ヨハン・ヤーコブ・バッハオーフェン(Johann Jakob Bachofen, 1815-1887)は、神話・墓碑・象徴の研究から「人類はかつて母権的段階を経た」と論じた異端の学者でした。カール・グスタフ・ユングはこの思想に深く共鳴し、グレートマザー元型(Great Mother archetype, 母なる女神の普遍的イメージ)や集合的無意識の理論へと昇華させました。本記事では、バッハオーフェンとユングの思想的接続を丁寧に辿り、「母権的なもの」が現代の自己理解にどう活きるかを探ります。

バッハオーフェンとは何者か|バーゼルが生んだ異端の文化研究者
法学者が神話研究へ向かった理由
ヨハン・ヤーコブ・バッハオーフェンは1815年、スイスのバーゼルに生まれました。裕福な商家の出身で、バーゼル大学とベルリン大学でローマ法を学び、29歳でバーゼル大学の法学教授となります。本来は法学者としての輝かしいキャリアを歩むはずでしたが、ローマ法の研究を進めるうちに古代社会の墓碑・壺絵・神話の象徴に魅了され、次第にその全精力を「先史社会の精神的構造の解明」に注ぎ込むようになりました。
バッハオーフェンが特異だったのは、単なる文献研究にとどまらず、墓碑に描かれた卵・月・蛇などの象徴を「死と再生の原理」として解読しようとした点です。彼にとって象徴とは装飾ではなく、当時の人々が言語化できなかった深層の実在を指し示す「生きたしるし」でした。この発想は、後にユングが「象徴は無意識の内容を意識に媒介する橋」と定義したこととほぼ一致しており、二人の知的共鳴の核心がここに宿っています。
バーゼルとスイス知識人の精神的土壌
バッハオーフェンもユングも、スイスのバーゼルと深い縁を持ちます。バーゼルはライン川沿いに位置し、宗教改革・人文主義・自然哲学の伝統が重層する都市です。ニーチェも一時バーゼル大学教授を務め、ヤーコブ・ブルクハルトもバーゼルで文化史を講じていました。こうした「ヨーロッパの知的十字路」としてのバーゼルが、既存の学問の枠を超えた自由な思索者たちを育てる土壌となっていたのです。
ユングはバッハオーフェンについて「彼は時代に先んじすぎていた」と評しています。バッハオーフェンの主著『母権論』(Das Mutterrecht, 1861年)は発表当初ほとんど無視されましたが、20世紀に入って人類学・社会学・心理学の発展とともに再評価が進み、ユング心理学・エコフェミニズム・神話学の三分野に多大な影響を与えることになります。
同時代の思想家との比較
バッハオーフェンの同時代人には、人類学の先達ルイス・ヘンリー・モーガンがいます。モーガンも古代社会の発展段階説を唱えましたが、バッハオーフェンとの決定的な違いは「象徴と神話の解釈」にありました。モーガンが社会組織の実証分析を重視したのに対し、バッハオーフェンは神話・宗教・葬礼の象徴体系から「精神的な段階」を読み解こうとしました。この「象徴を内側から理解する」姿勢こそ、ユングの分析心理学と深く共鳴する点です。
主著『母権論』の衝撃|19世紀に蘇った太古の女性原理
ヘタイリズム・母権・父権という三段階説
バッハオーフェンの代表作『母権論』(Das Mutterrecht, 1861年)は、人類の社会組織が歴史的に三段階を経て発展したと論じています。第一段階は「ヘタイリズム(hetaerism)」と呼ばれる無秩序な性的混合状態です。第二段階が「母権(Mutterrecht)」であり、血縁が母系で辿られ、女性が社会・宗教・農業の中心を担う段階です。そして第三段階が「父権(Vaterrecht)」であり、現代にまで続く男性中心の秩序とされます。
バッハオーフェンは「母権的段階」を単なる原始的な混乱期とは見なしませんでした。むしろそこには土地・自然・共同体への深い敬意、生と死の循環に根ざした宗教的感覚、月・水・夜の象徴で彩られた豊かな精神世界があったと論じました。この評価が、ユングのグレートマザー元型(母の元型)の構造的基盤となります。
象徴から読む社会史|墓碑・神話・壺絵の解読
『母権論』の独創性は、その方法論にもあります。バッハオーフェンはギリシア・ローマの墓地・壺絵・神話に描かれた卵・蛇・月・蓮の象徴を体系的に解読し、そこから先史社会の「精神的態度」を復元しようとしました。彼にとって神話は単なる物語ではなく、当時の人々が世界を感じ取り、秩序を見出す「生きた世界観の結晶」でした。
たとえば「卵」は生と再生の原理として、「蛇」は大地と死と知恵の象徴として、「月」は変化・循環・女性的時間の表象として解釈されます。これらはユングが後に元型的象徴として分析した系列と見事に重なります。ユングは「バッハオーフェンはまさに無意識の言語を扱っていた」とも述べており、その方法論的共鳴は偶然ではありませんでした。
『母権論』が後世に与えた多面的影響
バッハオーフェンの影響は分析心理学にとどまりません。フリードリヒ・エンゲルスは『家族・私有財産・国家の起源』(1884年)でバッハオーフェンの段階説を引用し、マルクス主義的家族論の土台としました。20世紀後半にはエコフェミニストのマリア・ギンブタス(Marija Gimbutas)が考古学的証拠から旧ヨーロッパの母権的文化の実在を示し、バッハオーフェンの仮説を補強しました。こうした多面的な影響力が、彼の思想の核心的な力を物語っています。
ユングはバッハオーフェンをどう読んだか|集合的無意識への橋渡し
『変容の象徴』における引用と内面化
ユングがバッハオーフェンを明示的に引用する最も重要な著作は『変容の象徴』(Symbole der Wandlung, 初版1912年・改訂版1952年)です。この著作でユングは、アメリカ人女性フランク・ミラーの幻想テキストを題材に、神話的・象徴的イメージの変容過程を分析しました。その分析の中でバッハオーフェンの「母権的意識」「大地母神(Magna Mater)」「月と水の象徴体系」が繰り返し参照されます。
ユングはバッハオーフェンの「母権的段階」を、個人の心理発展における「母への依存と分離」のプロセスとして読み替えました。社会史の段階として論じられていたものを、個人の心の内的発展のモデルとして再解釈したのです。これはユングの天才的な「内面化」であり、バッハオーフェンの思想が分析心理学の血肉となる決定的な転換です。
タイプ論とバッハオーフェン的二項対立
ユングの『タイプ論』(1921年)においても、バッハオーフェンの影響は間接的に見て取れます。バッハオーフェンが描く「母権的意識」は、土地・自然・集合・循環・感覚を重視する内向的・感覚的な世界観と親和性があります。一方「父権的意識」は、個・論理・征服・直線的時間を重視する外向的・思考的世界観と対応します。タイプ論(typology, 心理的態度と機能による性格分類)の基底にある「二つの態度の対立」に、バッハオーフェンの二項対立が響いていることは想像に難くありません。
バッハオーフェンとリビドー論の接続
ユングがフロイトと決別した主要な論点のひとつが「リビドー(libido)」の定義です。フロイトにとってリビドーは性的エネルギーでしたが、ユングはそれをより広い「心的エネルギー全般」として再定義しました。この再定義にはバッハオーフェン的な「生命エネルギーの循環・変容」という発想が流れ込んでいます。バッハオーフェンが描く「卵から生まれ、蛇となり、死んで再び土に還る」というサイクルは、ユングの「エネルギーの保存と変換」という心的モデルと構造的に一致しているのです。
グレートマザー元型へのバッハオーフェン的遺産
テルース的(大地的)と太陽的の対比
バッハオーフェンは母権的世界観を「テルース的(telluric)」と表現しました。テルース(Tellus)とはローマ神話の大地の女神であり、テルース的とは「大地・暗闇・月・水・夜に根ざした感覚世界」を指します。これに対して父権的世界観は「太陽的(solar)」であり、光・理性・個・天空を重視します。この対比はユング元型論において「グレートマザーとロゴス・英雄元型」の対立として受け継がれます。
ユングはこの対比を元型論に組み込み、グレートマザー元型としてテルース的原理を体系化しました。グレートマザーは慈愛と豊穣(ポジティブ面)と、飲み込む・死へ引き込む(ネガティブ面)という二面性を持ちます。これはバッハオーフェンが「母権的女神は生と死の両方を司る」と論じたことと直接対応しています。
月・水・夜の象徴体系
バッハオーフェンが体系化した「月・水・夜」の象徴体系は、ユング心理学の夢分析や象徴解釈において今も生き続けています。月は変化・周期性・無意識の時間を表し、水は生命の源泉かつ無意識の深みを象徴し、夜は意識の後退と無意識の活性化を意味します。夢に月が現れたとき、それは「無意識からの周期的なサイン」として解釈されることが多く、これはバッハオーフェンの象徴解釈がユング心理学に溶け込んだ典型例です。
エーリッヒ・ノイマンへの橋渡し
バッハオーフェン→ユングという系譜は、さらにエーリッヒ・ノイマン(Erich Neumann, 1905-1960)へと受け継がれます。ノイマンはユングの弟子であり、主著『意識の起源史』(Ursprungsgeschichte des Bewusstseins, 1949年)でバッハオーフェンの段階説を心理学的に精緻化しました。また『グレートマザー』(The Great Mother, 1955年)ではバッハオーフェンが収集した女神像・象徴を心理学的に分類・解釈し、ユング元型論の最重要参考書のひとつを著しました。バッハオーフェンなくしてノイマンはなく、ノイマンなくして現代のユング派元型論は現在の形を持ちえなかったでしょう。
※本記事はアフィリエイトリンクを含みます(PR)
バッハオーフェンとユングの思想的接続を深めるには、ユング心理学の全体像を押さえた入門書が最良の出発点です。
河合隼雄『ユング心理学入門』(培風館)
象徴解釈の方法論|バッハオーフェンとユングの共鳴する技法
バッハオーフェンとユングの象徴解釈は、出発点・方法・目的において多くの共鳴点を持ちます。以下の比較表でその特徴を整理します。
| 比較軸 | バッハオーフェン | ユング |
|---|---|---|
| 象徴へのアプローチ | 考古学・神話学・法史学から帰納 | 臨床・夢・文化人類学から帰納 |
| 象徴の機能 | 先史社会の精神的態度を表す | 無意識の内容を意識に媒介する |
| 代表的象徴 | 卵・蛇・月・大地母神 | 元型的イメージ全般(母・英雄・老賢者 等) |
| 時間軸 | 社会の歴史的発展段階 | 個人の心理的発達過程(個性化) |
| 女性原理の評価 | 母権的段階を肯定的に再評価 | グレートマザー元型として体系化 |
| 二元対立 | テルース的(大地)vs 太陽的 | 内向 vs 外向 / 集合的無意識 vs 自我意識 |
| 現代への応用 | エコフェミニズム・文化史 | 心理療法・自己探求・夢分析 |
「記号」から「象徴」へ|生きたシンボルの理解
バッハオーフェンは象徴(Symbol)と記号(Sign)を明確に区別していました。記号は恣意的な取り決めであり、象徴は「それ自体の中に意味のエネルギーを持つもの」です。月の絵は「月を指示する記号」ではなく、見る者の内側に特定の感情・態度・世界観を呼び起こす象徴だと彼は言います。
ユングはこの区別を心理学の文脈で精緻化し、「生きた象徴(living symbol)」という概念を提唱しました。生きた象徴とは、まだ言語化されていない無意識の内容が凝縮されており、それと出会うことで人の心に変容が生じるものです。バッハオーフェンとユングの両者にとって、象徴は単なる学術的対象ではなく「こころを動かす力」そのものでした。
神話を「内側から」読む視点
バッハオーフェンが革命的だったのは、神話を「外側から」歴史的事実として検証するのではなく、「内側から」その精神的意味を生きようとした点です。ギリシア神話のデメテルとペルセポネーの物語を彼は「母と娘の分離と統合、大地の死と再生の循環」として読みました。ユングも神話を「集合的無意識の元型的ドラマ」として「内側から」体験的に解釈しました。この姿勢の共鳴が、二人の思想を深く結びつけています。
ユング著作に刻まれたバッハオーフェンの痕跡
『変容の象徴』改訂版(1952年)での深化
ユングは1912年に発表した『リビドーの変容と象徴』を、40年後の1952年に大幅に改訂して『変容の象徴』として出版しました。この改訂版でバッハオーフェンへの言及はさらに深まります。ユングは「バッハオーフェンが描いた大地母神の二面性——生命を育む母と飲み込む母——は、私が臨床で繰り返し観察したグレートマザー元型の構造そのものだ」と述べています。40年間の臨床経験を経て、19世紀の文化史家の洞察が心理学的に確証されたのです。
エラノス会議とバッハオーフェン的テーマの継承
スイスのアスコナで毎年開催された「エラノス会議(Eranos-Tagung)」は、ユングが中心的な役割を担った多学際的な知の交流の場でした。エラノスにはミルチャ・エリアーデ(宗教現象学)・カール・ケレーニイ(神話学)・ハインリヒ・ジマー(インド学)らが集まり、神話・象徴・宗教を横断する対話が繰り広げられました。この場でも「母権的段階」「大地母神」というバッハオーフェン的テーマは繰り返し論じられ、ユング心理学の文化人類学的基盤として機能し続けました。
特にエラノスでは「太母(グレートマザー)」をめぐる議論が盛んに行われ、バッハオーフェンが収集した神話素・象徴群が参照され続けました。エーリッヒ・ノイマンもエラノスの常連参加者であり、その著作はバッハオーフェン→ユング→エラノスという知的系譜を継承するものでした。
ノイマンの主著にみるバッハオーフェンの継承
ユングの弟子エーリッヒ・ノイマンが1949年に発表した『意識の起源史』は、バッハオーフェンの発展段階説を心理学的に再解釈した画期的著作です。ノイマンは「人類の意識の発展」と「個人の心理的発展」を並行して論じ、両者に「大地母神からの分離→英雄の旅→自己実現」という共通の構造を見出しました。これはバッハオーフェンの「母権→父権」という社会史的図式を、個人の個性化(individuation, 本来の自己になる過程)として内面化した作業です。この著作はユングの序文付きで出版されており、師弟の思想的継承の証となっています。
現代へのつながり|母権的なものの復権とウェルビーイング
エコフェミニズムとケアの倫理
バッハオーフェンが再評価された20世紀後半、エコフェミニスト(生態系と女性解放を結びつける思想家)たちは彼の「母権的段階」に現代社会への批判的視座を見出しました。マリア・ギンブタスは考古学的証拠から「旧ヨーロッパ」の母権的文化を描き出し、バッハオーフェンの仮説を補強しました。ケアの倫理(Ethics of Care)を提唱したキャロル・ギリガンも、個・競争・権利を重視する「父権的倫理」に対し、関係・共感・ケアを中心とする「母権的倫理」の回復を訴えました。
こうした流れはユング心理学とも交差します。グレートマザー元型の「慈愛の側面」は、ケアの倫理・コンパッション(思いやり)・相互依存の価値観と深く共鳴しているからです。個性化の道が「自己実現」だとすれば、その実現は孤立した自我の勝利ではなく、他者・自然・全体との関係の中で成熟することを意味します。
SNS時代の「女性性」再評価とユング的視点
2020年代のSNS社会では、「感情の共有」「コミュニティへの帰属」「脆弱性の開示(ヴァルネラビリティ)」が新たな価値として浮上しています。ブレネー・ブラウンの「傷つく勇気(Daring Greatly)」が世界的に反響を呼んだことも、その表れです。バッハオーフェンが評価した「感覚・関係・循環」という母権的価値観は、SNSを介した感情的共鳴の文化と奇妙な親和性を持っています。
ユング的に見れば、現代のSNS文化に見られる「集合的感情の急速な伝播」「コミュニティへの強い帰属欲求」「流行の循環」は、集合的無意識の「母権的層」が活性化している現象として読み解くこともできます。個性化の課題は、この集合的な流れに飲み込まれることなく、自己の核心を保ちながら関係の中に生きることです。バッハオーフェンが19世紀に「母権的精神性の復権」を訴えた問いは、SNSと生成AIが交差する2020年代にも、形を変えて響き続けています。
職場・組織における「母権的意識」の実践
現代のウェルビーイング経営やティール組織論では、「ケア・コラボレーション・多様性の受容」といった価値が、従来の「競争・効率・階層」と並んで重視されるようになっています。これはまさにバッハオーフェンが描いた「父権的意識と母権的意識のバランス」という問いに直面していることを意味します。ユング心理学の観点から言えば、組織が「グレートマザー的な包容力」と「英雄的な目標達成」の両方を統合するとき、より豊かな創造性が生まれます。
たとえば心理的安全性(psychological safety)の研究で知られるエイミー・エドモンドソンは、チームの創造性が「失敗の許容と相互サポート」によって高まることを実証しました。これは「テルース的(大地的)な受容の原理」をビジネス言語で表現したものと読み取れます。バッハオーフェンとユングの問いは、今もあなたの職場の会議室の中に生き続けています。
※本記事はアフィリエイトリンクを含みます(PR)
グレートマザー元型をユング自身の言葉で深く理解するために、象徴と変容を論じた代表的な著作を紹介します。
C・G・ユング著、野村美紀子訳『変容の象徴(上)』(筑摩書房)
まとめ|バッハオーフェンとユングが残した問い
「母権的なもの」を統合するとは
バッハオーフェンとユングが残した問いを一言で言えば、「テルース的なもの(大地・感覚・循環・関係)を、どう現代人の生に統合するか」ということです。近代以降の社会は「太陽的・父権的」な価値観——個・理性・進歩・競争——を圧倒的に優先してきました。バッハオーフェンはその歴史的偏りを文化史の観点から告発し、ユングはそれを個人の心の偏り(一面性)として心理学的に描き出しました。
個性化(individuation)とは、「太陽的な自我意識」と「テルース的な無意識」が対立を超えて統合されるプロセスとも言えます。バッハオーフェンが19世紀の考古学から掘り出した「母権的精神性」は、ユングの手で現代人の内的地図に組み込まれ、今もあなたの夢や日常の象徴的体験の中に息づいています。
バッハオーフェン理解のための次の一歩
バッハオーフェンを直接読むには、まずユング心理学の基礎を固めてからのほうが理解が深まります。ユングの『変容の象徴』や、ノイマンの『意識の起源史』・『グレートマザー』を通じてバッハオーフェン的な視点を内面化し、その後にバッハオーフェン自身の著作(日本語訳は部分的にのみ存在します)に向かうルートが、多くの読者にとって最も豊かな学び方です。
関連記事
- グレートマザー元型とは|母性の二面性をユング心理学で読み解く
- ユングと錬金術|なぜ心理学者が中世の魔術書を研究したのか
- エーリッヒ・ノイマンとユング|意識の起源史が示す師弟の思想と元型論の深化
- ユングに影響を与えた7つの思想|フロイト・錬金術・グノーシス・東洋思想を一気に俯瞰
- 象徴とは何か|ユング心理学が「記号」と区別する「生きたシンボル」の理論と実践

