2026年9月– date –
-
個性化とこころの構造
個性化と対話|ユング心理学が示す「語ること・聴くこと」が魂を統合する理由
「自分のことをもっと誰かに話してみたい」「この感情を言葉にできれば、何かが変わる気がする」――そう感じたことがある方は、すでに個性化(インディビデュエーション)の入り口に立っているかもしれません。ユング心理学における個性化とは、「本来の自... -
元型と集合的無意識
デメテル元型とは|ユング心理学が読み解く「母の悲嘆」と喪失から再生へ至る普遍的パターン
「なぜ私はこれほど子どものことが心配なのだろう」「大切な人を失ったとき、自分の一部が消えてしまったように感じる」——そのような体験をしたことはないでしょうか。ユング心理学では、こうした深い愛着と喪失の感情に、人類共通の心の型が働いていると... -
夢分析・象徴・曼荼羅
夢に現れる「空・雲・宇宙」の象徴|ユング心理学が読み解く超越と広がりのこころのメッセージ
夢の中で見上げた青空が、どこまでも続いていた――そのような体験の後、不思議な余韻がいつまでも心に残ったことはないでしょうか。夢に現れる「空」「雲」「星」「宇宙」といった天空のイメージは、ユング心理学(分析心理学)の観点からみると、こころの... -
ユングを読む
ユング自身の著作か、解説書か|分析心理学の原典と二次資料の読み分け実践ガイド
ユング心理学を学ぼうとするとき、多くの人がぶつかる最初の壁があります。「ユング自身の本を読むべきか、それとも解説書から入るべきか」という問いです。書店でユング関連書を手に取ってみると、ユング本人が書いた原典(いちじしりょう、著者自身の著... -
ユングを読む
ユング心理学「入門書ループ」を抜け出す読書術|何度も読み返してしまう心理と突破口
「ユング心理学の入門書を、もう何度読んだだろう」。そう気づいた経験のある方は、あなただけではありません。河合隼雄の解説書や中公新書を繰り返し手に取り、読み終えるたびに「今度こそわかった」と感じながら、しかし次の本へ踏み出せないまま、また... -
個性化とこころの構造
個性化と〈憧れ・ロールモデル〉|ユング心理学が示す「模倣」から「自分自身」への変容の道
「あの人みたいになりたい」という思いは、人生を動かす強い力を持っています。優れた上司、尊敬する作家、人生を変えたメンター――そうした「憧れの存在」を持つことは自然なことですし、むしろ成長の原動力になります。しかし、ある時点で「いくら真似て... -
元型と集合的無意識
アポロン元型とは|ユング心理学が読み解く秩序・理性・光の普遍的パターン
アポロンといえば、太陽神・芸術の神・予言の神として知られるギリシャ神話の神です。しかしユング心理学の視点に立てば、アポロンは単なる神話上の存在にとどまりません。「アポロン元型(アーキタイプ、人類共通の心の型)」とは、理性・秩序・明晰さ・... -
個性化とこころの構造
個性化と〈休息・立ち止まること〉|ユング心理学が示す「何もしない」が魂を深める理由
「立ち止まることへの罪悪感」を覚えたことはないでしょうか。予定を埋め続け、SNSをスクロールし、生産的でない時間を「もったいない」と感じてしまう——現代社会はそうした感覚を当たり前にしてしまいました。しかしユング心理学の観点からみると、「何も... -
夢分析・象徴・曼荼羅
夢に現れる「衣服・裸・変装」の象徴|ユング心理学が読み解くペルソナ・自己開示・変容のこころのメッセージ
夢の中で洋服が見つからない、裸のまま人前に立っている、見知らぬ制服を着せられている――そんな夢を見て、目覚めた後もざわざわした感覚が残ったことはありませんか。ユング心理学では、夢に現れる衣服・裸・変装は、自我が社会に向けて纏う「ペルソナ(p... -
ユングを読む
ユング心理学の「難所」攻略読書術|錬金術・グノーシス・東洋思想の背景知識を補う書籍と実践ガイド
ユング心理学の著作を読み進めていると、ある地点で必ずといっていいほど壁に当たります。「なぜここで錬金術の話が出てくるのか」「グノーシス主義とは何か」「易経の読み方がわからない」——そんな"難所"に差しかかると、多くの読者は本を閉じてしまいま...