2026年8月– date –
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元型と集合的無意識
ディオニュソス元型とは|ユング心理学が読み解く陶酔・解放・変容の普遍的パターン
「ディオニュソス」という名を聞くと、ギリシア神話のワインの神、あるいはニーチェが『悲劇の誕生』で論じた「陶酔の原理」を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかしユング心理学の視点からは、ディオニュソスは個人の趣味や文化的関心をはるかに超... -
夢分析・象徴・曼荼羅
夢に現れる「石・岩・洞窟」の象徴|ユング心理学が読み解く大地・岩・地底のこころのメッセージ
「暗い洞窟の中をひとりで歩いていた」「巨大な岩が迫ってきて身動きが取れなかった」「光り輝く石を手のひらに乗せていた」――こうした夢を体験したことがある方は多いのではないでしょうか。石・岩・洞窟は人類にとって最も古い象徴のひとつであり、旧石... -
ユングを読む
ユング心理学を「繰り返し読む」深読み実践ガイド|初読・再読・精読の三段階で分析心理学の奥行きをつかむ
「ユング心理学の本を読んだはずなのに、内容が頭に残らない」「読み終えてもどこか表面をなぞっただけで終わった気がする」——そんな経験はないでしょうか。分析心理学の著作は一度読んで理解が完結する類の書物ではありません。ユング自身が語ったように... -
元型と集合的無意識
戦士(ウォリアー)元型とは|ユング心理学が読み解く規律・勇気・影の深層
あなたの内側には「戦士(ウォリアー)元型(アーキタイプ、人類共通の心の型)」が宿っています。締め切りを前に集中力が高まる瞬間、不正義に対して「これは違う」と声を上げる衝動、長期の訓練を耐え抜いた達成感——これらすべてに、ユング分析心理学が... -
ユング入門
ユング心理学が描く「人生の四季」|子ども期・青年期・中年期・老年期の心理的発達課題
「30代後半を過ぎたころから、何かが変わった気がする」「定年が見えてきたが、これからどう生きればいいのかわからない」——こうした問いは、多くの人が人生のどこかで抱く切実な声です。ユング心理学は、人生を単なる時間の流れではなく、段階ごとに固有... -
ユング入門
ユング心理学と社会の問い|個人の深層心理が集合的現象を照らす入門ガイド
「心理学は個人の内面を扱うもの」——そう思っていた読者の方も多いかもしれません。しかしカール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung, 1875-1961)は、個人の深層心理と社会・歴史・文化を切り離せないものとして論じていました。第一次・第二次世界大戦... -
ユングに影響を与えた思想
ヤーコプ・ベーメとユング|神秘思想家の「対立一致」が分析心理学に刻んだ遺産
ヤーコプ・ベーメ(Jakob Böhme、1575~1624)は、17世紀ドイツのシレジア地方に生まれた靴職人にして、ヨーロッパ近代神秘思想に深刻な影響を与えた神秘家です。神学の正規教育を受けていない彼が、繰り返す幻視体験のなかで「神性の内側に光と闇が共存す... -
ユング入門
感情はこころのサイン|ユング心理学が示す感情の読み方と自己理解の入門ガイド
感情が湧き上がるたびに「落ち着かなければ」「感情的になってはいけない」と自分を戒めた経験は、誰しも一度はあるのではないでしょうか。現代社会は感情を「理性の邪魔をするもの」として扱いがちです。しかしユング派分析心理学(Analytical Psychology... -
ユングに影響を与えた思想
ルドルフ・シュタイナーとユング|人智学と分析心理学が交差する「魂の問い」の境界線
「魂とは何か」という問いに、20世紀は二つの答えを用意しました。ひとつはオーストリア生まれの神秘思想家ルドルフ・シュタイナー(Rudolf Steiner, 1861-1925)が切り拓いた人智学(アントロポゾフィー、Anthroposophie、「人間の知恵」を意味する造語)... -
ユング入門
ユング心理学と神話|なぜ分析心理学は物語とシンボルをこころの鍵とするのか
神話は、遠い昔の人々が語り継いだ「作り話」ではありません。ユング心理学の観点から見るとき、神話とは人類が数千年をかけて結晶化させた「こころの言語」です。ギリシャ神話のヘラクレスが怪物と戦う物語、日本神話でイザナギが黄泉の国へ下る場面、グ...