tomohiro– Author –
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ユングに影響を与えた思想
アドルフ・バスティアンとユング|元型論の知られざる源流「エレメンタリー思想」と人類共通の心の発見
ユング心理学の中心概念「元型(アーキタイプ)」と「集合的無意識」は、突然ユングの頭に降ってきたアイデアではありません。その背後には、19世紀ドイツを代表する医師にして比較民族学者、アドルフ・バスティアン(Adolf Bastian, 1826-1905)の先駆的... -
ユング心理学の基本理論
退行と前進とは|ユング心理学が示す「心的エネルギーの流れ」と停滞が持つ深い意味
「何もやる気が出ない」「以前できていたことが急にできなくなった」「理由もなく子ども返りしてしまう」——そんな経験はありませんか。ユング心理学はこれを「退行(レグレッション)」と呼び、病気や弱さとして切り捨てることはしません。むしろ退行は、... -
ユング心理学の基本理論
等価性の原理とエントロピーの原理|ユング心理学が解き明かす「抑圧のコスト」と心的エネルギーの循環
ユング心理学を学ぶとき、多くの人が「コンプレックス」や「シャドウ」という概念に触れます。しかし、それらの概念を支える根本的な問い──「こころのエネルギーはどのように動くのか」──に立ち返った人は少ないかもしれません。ユング(Carl Gustav Jung... -
個性化とこころの構造
自我と自己の関係|ユング心理学が示す〈自我の明け渡し〉と個性化の深まり
「本当の自分になる」とはどういうことか――ユング心理学はこの問いに答えるために、自我(エゴ)と自己(セルフ)という二つの心の中心を区別します。自我は「今日の私」を生きる意識の主体であり、自己はその自我を包み込む、意識と無意識を合わせた全体... -
ユングを読む
ユング自伝『思い出・夢・思想』完全読解ガイド|ユング心理学の旅を始める一冊の読み方
カール・グスタフ・ユングの自伝『思い出・夢・思想』(原題:Memories, Dreams, Reflections)は、ユング心理学への入口として多くの読者に推薦されながら、実際に手に取ると「思ったより難しかった」「どこに注目すればいいかわからない」という声が絶え... -
夢分析・象徴・曼荼羅
夢のシリーズ分析とは|ユング心理学が示す「連続する夢」を読み解く実践ガイド
夢を1本の映画として見るのではなく、何十本もの「連続ドラマ」として読み解く手法——それが夢のシリーズ分析です。カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung)は、単発の夢分析だけでは見えにくい無意識の動きを、複数の夢を時系列で並べることで初めて... -
夢分析・象徴・曼荼羅
追われる夢・歯が抜ける夢・空を飛ぶ夢|ユング心理学が読み解く典型的夢パターンの深層
追われる夢・歯が抜ける夢・空を飛ぶ夢|ユング心理学が読み解く典型的夢パターンの深層 「また追われる夢を見てしまった」「歯がぼろぼろ抜ける夢で目が覚めた」「空を自由に飛ぶ夢を見て爽快だった」――こうした夢は、国籍も時代も異なる人々が繰り返し体... -
夢分析・象徴・曼荼羅
夢の客体水準と主体水準|ユング心理学が示す2つの解釈レンズ
夢の中に現れた「元上司」「亡き祖父」「見知らぬ異性」——その人物はいったい何を意味するのでしょうか。ユング派分析心理学では、この問いに答えるために「客体水準(objective level)」と「主体水準(subjective level)」という2つの解釈レンズを用い... -
ユング入門
意識化とは|ユング心理学が示す「無意識を光に当てる」プロセスとその意義
「なぜ同じパターンを繰り返してしまうのか」「なぜあの人のことが気になって仕方がないのか」――こうした問いに答える鍵を、ユング心理学は「意識化(いしきか)」という概念に見出します。意識化とは、無意識の奥に潜む感情・記憶・衝動・パターンを、意... -
ユング入門
分析心理学の世界観|ユング心理学を学ぶ前に知っておきたい3つの前提
「ユング心理学は難解だ」という声をよく耳にします。しかし難解に感じる原因の多くは、ユング心理学がよりどころとする世界観(ものの見方・前提)が、私たちが日常的に慣れ親しんでいる思考様式と根本から異なるためです。本記事では、分析心理学(ユン...